BIMI とは (設定の前提と BIMI レコードの書き方)

BIMI は、受信トレイの送信者欄に自社のロゴを表示させる仕組みです。DMARC を p=quarantine 以上にしているドメインだけが使えます。

名前を default._bimi にした TXT に、ロゴと認証書の URL を書きます。まだ必須ではなく、設定しなくてもメールは届きます。

名前種別値TTL
default._bimiTXTv=BIMI1; l=https://example.jp/bimi/logo.svg; a=https://example.jp/bimi/vmc.pem3600

ロゴと認証書は HTTPS で公開しておきます。

前提条件

  • ✓DMARC が p=quarantine か p=rejectp=none では使えません。pct は 100 (省略) にします。進め方は DMARC レコードの書き方 へ。
  • ✓ロゴが SVG Tiny PS 形式通常の SVG とは別の、BIMI 用に制限された形式です。正方形で、背景を塗ったものにします。
  • ✓多くの受信側では VMC または CMC (受信側により異なる) が必要VMC (Verified Mark Certificate) は商標登録したロゴに、CMC (Common Mark Certificate) は商標登録がなくても一定期間使ってきたロゴに対して認証局が発行します。

設定の手順

  1. DMARC を強めるp=none で正規のメールが合格していることを確かめ、quarantine 以上に進めます。
  2. ロゴを用意するSVG Tiny PS に変換して HTTPS で公開します。必要なら VMC または CMC を取得して同じく公開します。
  3. DNS に登録する名前を default._bimi、種別を TXT にして、ロゴと認証書の URL を書きます。

各タグの意味

タグ意味
v=BIMI1BIMI の始まり。必ず先頭
l=ロゴ (SVG Tiny PS) の HTTPS の URL
a=認証書 (VMC または CMC、PEM 形式) の HTTPS の URL。無いときは空にする

default 以外のセレクタも使えます。その場合は送信メールのヘッダーでセレクタを指定します。

ロゴが表示される受信側

表示するかどうか、VMC・CMC を求めるかどうかは、受信側のメールサービスにより異なります。設定しても、すべての受信トレイにロゴが出るわけではありません。

対応状況: BIMI Group / Google Workspace の BIMI の説明

DMARC を整える・確かめる

根拠: BIMI Group (仕様と実装ガイド) / IETF draft (Brand Indicators for Message Identification)

よくある質問

BIMI は設定しないといけませんか?

まだ必須ではありません。メールを届けるために求められているのは SPF・DKIM・DMARC で、BIMI はロゴを出したいときの追加の設定です。

VMC がなくても使えますか?

a= を空にしてレコードを登録することはできます。ただし VMC または CMC を求める受信側では、ロゴは表示されません。VMC は商標登録したロゴに、CMC は商標登録がなくても一定期間使ってきたロゴに対して認証局が発行します。

設定したのにロゴが出ません。

DMARC が quarantine 以上か、ロゴが SVG Tiny PS か、URL が HTTPS で開けるかを確かめます。受信側が BIMI に対応していない場合も表示されません。