SOA レコードとは

ゾーンの管理情報をまとめたレコードです。DNS サーバーが自動で作るため、利用者が書くことはほとんどありません。

名前種別値
(空欄)SOAns1.example.jp. hostmaster.example.jp. 2026092501 10800 3600 604800 3600

1 つのゾーンに 1 件だけあります。当社の DNS では自動で作られ、DNS 設定の画面には表示されません。

各フィールドの意味

順フィールド例意味
1MNAMEns1.example.jp.ゾーンの大元になるネームサーバー。
2RNAMEhostmaster.example.jp.管理者のメールアドレス。最初の「.」を「@」に読み替えます (hostmaster@example.jp)。
3Serial2026092501ゾーンの版番号。変更すると大きくなります。日付 + 連番の形がよく使われます。
4Refresh10800副ネームサーバーが、更新の有無を確かめに行く間隔 (秒)。
5Retry3600確かめに失敗したとき、次に試すまでの間隔 (秒)。
6Expire604800大元と連絡が取れないまま、副ネームサーバーが応答を続ける上限 (秒)。
7Minimum3600「その名前のレコードは無い」という応答をキャッシュしてよい時間 (秒)。

Refresh・Retry・Expire は、大元から副ネームサーバーへゾーンを複製するときに使う値です。

読み違えやすい点

  • ✕RNAME をドメイン名として読むhostmaster.example.jp. はメールアドレス hostmaster@example.jp の書き方です。
  • ✕Minimum を全レコードの TTL として読む現在の意味は「無い」という応答のキャッシュ時間です。各レコードの TTL はレコードごとに決まります。
  • ✕作ったばかりのレコードが見えないのを設定ミスと思う作る前に問い合わせていた場合、「無い」という応答が Minimum の秒数だけ残ることがあります。

確認のしかた

コマンドで問い合わせると、7 つのフィールドがこの順に返ります。

dig example.jp SOA +short
ns1.example.jp. hostmaster.example.jp. 2026092501 10800 3600 604800 3600

よくある質問

SOA を書き換える必要はありますか?

通常はありません。サイトやメールの行き先は A・CNAME・MX などで決まり、SOA を変えても変わりません。

ネームサーバーを変えると SOA も変わりますか?

変わります。SOA は、そのドメインを受け持つ DNS サーバーが自分の値で返します。